イギリス女性史研究会 第36回研究会のご案内

 皆さま、コロナは小康状態となっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 ご案内が大変遅くなりまして申し訳ありません。12月18日に開催されますイギリス女性史研究会の第36回研究会のリマインダーです。申し込み締め切りを延長しましたので、まだお申込みでない方は、12月15日(水)までにお願いします。

 今回は二本の自由論題報告となります。
 報告②につきましては、参加者が各自事前に報告動画を視聴したうえで、当日報告者との質疑応答を行うという新しい試みとなっております。
 動画の視聴方法につきましては、お申込みの方に通知いたします。当日までにご覧いただき、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 今回も引き続きzoom開催となりますが、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

 また、研究会の後には懇親会もございます。こちらも前回同様Spacial chatでの開催となります。

【重要】研究会、懇親会ともに事前の申し込み制とさせていただいております。
準備の都合上、「12月15日(水)」までに下記のgoogle formよりお申込みいただきますようお願いいたします。

JWHN 第36回研究会・懇親会 出席申し込み
https://docs.google.com/forms/d/1Qm1YUYOywQi3UogHNVygxrP1WaHSDapMvzwwiM_vqzc/edit

 

第36回 イギリス女性史研究会

日時:2021年12月18日(土)14時30分~16時45分
場所:オンライン開催(Zoom) 

◆プログラム
①14:30~15:30
題目:「20世紀転換期英領植民地ラゴスの現地人教師に関する研究—『Lagos Weekly Record』の記事から—」
報告者:太田淳平氏(広島大学大学院 博士課程) 
司会:並河葉子氏

要旨:本報告の目的は、20世紀転換期英領植民地ラゴスの現地人教師の実態の一端を明らかにすることである。具体的には、当時ラゴスで発行されていた英字新聞であるLagos Weekly Recordの1891年から1900年までの記事や広告などを用い、現地の社会において現地人教師は何を期待されていたのか、彼らの存在や教師資格制度はどのように伝えられていたのかを検討する。その検討を通じて、英領植民地ラゴスの教育を支えた現地人教師の姿をより詳細に描くことを試みたい。

②15:45~ 
題目:「英国チャールズ1世親政期の石鹸独占と洗濯婦:ジェンダーからみた政治経済史」
趣旨説明+Q&A (参加申し込み者に報告動画を事前に配布します)
報告者:山本浩司氏(東京大学)   
司会:八谷舞氏

要旨:麻布を日頃から白く清潔に保つことは、近世イギリスを生きた男女にとって切実な事柄だった。宗教的純真さをも象徴したその白さを担保したのは、女性たちが担った洗濯と石鹸だ。その石鹸の生産が、チャールズ一世のもと、1632年に独占企業の管理下におかれる。驚くべきことに、この石鹸独占をジェンダーの観点から分析した研究は皆無である。そこで本発表では、新たな石鹸(New Soap)の使用を余儀なくされた洗濯婦の対応に光をあて、政治経済史とジェンダー史両者への貢献を目指したい。

17:00~ 懇親会(Spatial Chatを予定)

【 大会チラシPDFをダウンロードする 】

以上