過去の我々の研究会に関しての記録を下記に掲載します。
第1回 研究会
日時:1999年5月15日(土)
会場:拓殖大学文京キャンパス
報告者:酒井順子氏
報告題目:オーラル・ヒストリーの可能性──社会的構築としてのジェンダーとエスニシティをライフヒストリーに読む
コメント:奥田伸子氏
第2回 研究会
日時:2000年5月13日(土)
会場:大阪国際交流センター
報告者:深沢和子氏
報告題目:イギリスにおける労働組合の国家年金に対する議論とジェンダー──1908年法をめぐって
コメント:高田実氏・竹内敬子氏
第3回 研究会
日時:2001年5月12日(土)
会場:東京都立大学
報告者:高橋彩氏
報告題目:ジェンダーの看護史──救護看護婦動員システムから見るイギリスと日本の女性
コメント:河村貞枝氏・竹内敬子氏
第4回 研究会
日時:2002年5月18日(土)
会場:府中市生涯学習センター
報告者:山口みどり氏
報告題目:Separate Spheres論についての一考察──ヴィクトリア期のある国教会牧師一家を例に
コメント:井野瀬久美惠氏
第5回 研究会
日時:2003年5月10日(土)
会場:名古屋市立大学
報告者:梅垣千尋氏
報告題目:18世紀末における女性著述家の「文明/野蛮」認識──ジェンダー・ジャンル・ネイション
コメント:小川公代氏
第6回 研究会
日時:2004年5月21日(金)
会場:エル・ソーラ仙台
報告者:出島有紀子氏
報告題目:Octavia Hillのハウジング・ワーク──ヴィクトリア朝における市民の自立・友愛・家庭
コメント:金澤周作氏
第7回 研究会
日時:2005年5月14日(土)
会場:甲南大学
報告者:塚本有紀氏
報告題目:19世紀後半イギリスにおける思春期女性の身体教育──学校・家庭での取り組み
コメント:香川せつ子氏・山口みどり氏
第8回 研究会
河村貞枝・今井けい(編)『イギリス近現代女性史研究入門』(青木書店、2006年)合評会
日時:2006年11月26日(日)
会場:青山学院女子短期大学
評者:若尾祐司氏・小関隆氏・佐藤千登勢氏
第9回 研究会
日時:2007年6月16日(土)
会場:新潟県民会館
<第1部・研究報告>
報告者:佐藤繭香氏
報告題目:女性と階級の表象──パレードにみるエドワード朝期の女性参政権運動
コメント:河村貞枝氏
<第2部・討論>
題目:『イギリス近現代女性史研究入門』合評会で提起された課題をめぐって
司会:井野瀬久美惠氏
第10回 研究会
日時:2008年5月10日(土)
会場:松江テルサ
報告者:眞嶋史叙氏
報告題目:ジェンダーとファッションの戦後史――豊潤な時代の選択とその限界について
コメント:奥田伸子氏
第2部<討論会:これまでの論点整理と研究戦略>
1.論点の提示
(1)「女性史かジェンダー史か――概念とその変容」 酒井順子氏
(2)「現代(20世紀)イギリス女性史・ジェンダー史をどう叙述するか - 帝国・エスニシティ・暴力・貧困と絡めて」 井野瀬久美惠氏
2.総合討論 - 「われわれは今どこを見て、何を考えねばならないのか」
第11回 研究会
シンポジウム「奴隷貿易廃止と女性たち ── 200年目の記憶を継ぐために」
日時:2008年9月28日(日)
会場:成蹊大学
報告1:大石和欣氏「共感の疼き ── 奴隷貿易廃止運動と女性の自己表象」
報告2:富永智津子氏「アフリカから見る奴隷貿易・奴隷制とジェンダー──西洋史とアフリカ史の接点を求めて」
コメント1:奥田伸子氏「20世紀後半のイギリス社会における”Race”IssueとFeminism」
コメント2:井野瀬久美惠氏「何が語られ、何が語られていないのか」
第12回 研究会
日時:2009年6月13日(土)
会場:専修大学生田キャンパス
報告者:竹内敬子氏
報告題目:「忘れられた姉妹たち:イギリス工場法とジェンダー 1870〜1900」
コメント:吉田恵子氏・石井香江氏
第13回 研究会
日時:2009年12月19日(土)
会場:成蹊大学
「女性と親密圏―福祉史の視点から―」
問題提起:
「レヴュー報告」高田実氏
「家族手当と家族の再編」赤木誠氏
「保険衛生指導婦と家族の再編―ドイツの事例から」中野智代氏
第14回 研究会
日時:2010年6月12日(土)
会場:甲南大学
報告者:溝口昭子氏
報告題目:「南アフリカの小さなヴィクトリア女王」が”New Woman”を目指すとき:Olive SchreinerのFrom Man to Man (1926) における性と人種を巡るポリティックス
●ジェンダー史学会との共催シンポジウム
テーマ:”New Woman”の記憶――100年前の「new(新しさ)」を比較再考する
日時:2010年6月12日(土)
場所:甲南大学
【シンポジスト】
司会: 北原恵氏
報告者:
牟田和恵氏 「New Women/新しい女をめぐる政治」
山内恵氏 「ニューウーマンからニューマザーへの模索 - C・P・ギルマンのジレンマ」
石井香江氏 「時代を超える〈ノイエ・フラウ〉の挑戦 ―ヒルデ・ラートゥーシュの足跡をたどって」
コメント:井野瀬久美惠氏
第15回 研究会
日時:2010年12月18日(土)
会場:青山学院女子短期大学
◇第1報告
岩下誠氏(青山学院大学非常勤講師)
「18世紀末イングランドにおける民衆教育の構造転換と女性
――サラ・トリマーとブレントフォード日曜学校の事例から」
◇第2報告
長谷川貴彦氏(北海道大学准教授)
「パーソナル・ナラティヴ論の射程――女性史研究の方法をめぐって」
第16回 研究会 (公募)
日時:2011年7月3日(日)
会場:甲南大学(岡本キャンパス)
◇第一報告 信澤淳氏
「イギリス陸軍と現地人兵士の妻子-ケープ騎馬ライフル連隊の事例を手かがりに-」
◇第二報告 浮岳(峯岸)靖子氏
「19世紀半ばにおける産科麻酔をめぐるエディンバラ・ロンドンの対立:「イギリス人女性のもつ勇敢なる自己コントロール」」
◇第三報告 堀内真由美氏
「白人クリオール女性史の可能性―英領西インド諸島植民地とジーン・リース」
第17回 研究会
2011年12月11日(日)
会場:青山学院女子短期大学
◇第1報告 出島有紀子氏
「差異化と共犯――ヴィクトリア朝期における女性医師の専門職化とその功罪」
◇第2報告 三井淳子氏
「親和か対立か――世紀転換期イギリスにおける女性ジャーナリストの存在意義」
◇第3報告 林田敏子氏
「プロフェッショナルかスペシャリストか――第一次世界大戦期イギリスにおける女性警察」
◇コメント1 佐藤繭香氏
◇コメント2 永島剛氏
第18回 研究会 (公募)
2012年6月30日
会場:福岡大学セミナーハウス
共催「歴史と人間」研究会 研究発表会
後援 九州西洋史学会、九州歴史科学研究会
◇研究発表1: 古城 真由美氏
「世紀イングランドのジェントリ女性と地域社会~マーガレット・パストンの人的ネットワークを中心に~」
◇研究発表2: 赤松 淳子氏
「世紀イングランドにおける「姦通」と離婚裁判」
◇研究紹介-地方からの声:井上 洋子氏
「戦争体験集『あなたにバトン』をまとめて」
第19回 研究会
日時:2012年12月16日(日)
会場:成蹊大学
シンポジウム「揺らぐ境界–セクシュアリティとジェン ダー」
◇第一報告 川津雅江氏
「ロマン主義時代における女性同士の愛、ジェンダー、セクシュアリティ」
◇ 第二報告 野田恵子氏
「排除される親密性—イギリスにおける『純潔』とその境界」
コメント:清水晶子氏
第20回 研究会
日時:2013年6月29日(土)
場所: 名古屋市立大学滝子(山の畑)キャンパス
◇第一報告 中條真実氏「第二次世界大戦と女性の 「声」と「主体性」 —イアン・マキューアン著『贖罪』 における「語り」の問題」
司会 川津雅江氏
◇第二報告 中込さやか氏「1870~1910年代イギリスの女子ハイ・ スクールにおける家庭科の導入: ノース・ロンドン・コリージェト・スクールの事例」
司会 山口みどり氏
◇第三報告 飯島亜衣氏「18〜19世紀イギリスにおける科学と女性〜 サイエンティフィック・レディの活躍〜」
司会 三時眞貴子氏
第21回 研究会
日時:2013年12月1日(日)
場所: 麗澤大学東京研究センター
【シンポジウム】 「身体とジェンダー - 19世紀から20世紀にかけてのスポーツとファッションを媒介にー」
◇第一報告 池田恵子氏
「エリザベス・ヒューズの『女性の身体運動』を巡って ― 日英比較女性スポーツ史の試み―」
◇第二報告 眞嶋史叙氏
「ボディとグローバル経済 ― 何がファッションを動かしてきたか?」
コメント: 塚本有紀氏
司会: 香川せつ子氏
第22回 研究会
日時:2014年7月13日(日)
場所:甲南大学
シンポジウム「第一次世界大戦と女性―生と死をめぐって―」
◇第一報告 井野瀬久美惠氏
「女たちはなぜ大戦を止められなかったのか」
◇第二報告 林田敏子氏
「女性たちが生きた第一次世界大戦」
◇第三報告 北村陽子氏
「戦争犠牲者の支援と女性の役割」
司会 髙田 実氏
第23回 研究会
日時:2014年12月13日(土)
場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京
◇第一報告 林 葉子氏「イギリス救世軍機関紙にみる日本人女性の表象―1900年代の日本の自由廃業運動との関わりに着目して―」
司会 金澤周作氏
◇第二報告 田村俊行氏「売春規制システムの導入による性感染症医療の変化——伝染病法(1864〜86)、医療、社会」
司会 佐藤繭香氏
第24回 研究会
日時:2015年6月13日(土)
場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京
共催 イギリス史研究会
シンポジウム「ヴィクトリア朝の「牧師館の娘」を考える―Midori Yamaguchi, Daughters of the Anglican Clergy: Religion, Gender and Identity in Victorian England をめぐって―」
◇内容紹介:浮岳靖子氏
◇論点開示1:市川千恵子氏
◇論点開示2:金澤周作氏
◇著者応答:山口みどり氏
司会 梅垣千尋氏
第25回 研究会
日時:2015年12月12日(土)
場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京
シンポジウム 「女性と動物―動物の苦痛への共感から反生体解剖運動へ」
◇第一報告 小川公代氏
「18世紀の感受性と科学言説―動物化される女性」
◇第二報告 伊東剛史氏
「眠れぬ夜の苦しみ―ダーウィンと生体解剖論争」
◇第三報告 三神和子氏
「生体解剖反対運動と女性」
司会 川津雅江氏
第26回 研究会
日時:2016年6月11日(土)
場所:甲南大学(岡本キャンパス)
◇第一報告 中込さやか氏
「イングランドのミドルクラス向け女子教育と家庭科関連科目群―マンチェスタ女子ハイ・スクールの事例 1894~1914―」
司会 堀内真由美氏
◇第二報告 真保晶子氏
「18・19世紀イングランドの住居・ジェンダー・時間 - 個人と家族を超えた物質空間の歴史への試論」
司会 山口みどり氏
第27回 研究会
日時:2016年12月10日(土)
場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京
シンポジウム「植民地戦争におけるセクシュアリティとジェンダー ――帝国だったイギリスの過去を問い直す――」
◇第一報告 富永智津子氏
「「脱帝国のフェミニズム」に向けて
―マウマウ戦争と植民地支配のレガシー」
◇第二報告 永原陽子氏
「20 世紀初期南部アフリカ社会の人種化とジェンダー
―南ア戦争期の“black peril”と“white peril”」
司会 井野瀬久美恵氏
第28回 研究会
日時:2017年6月10日(土)
場所:甲南大学(岡本キャンパス)
◇第一報告 山田千聡氏
「イングランドの家政書と明治期の翻訳本におけるジェンダー規範-『家内心得草』の比較検討を中心に-」
司会 並河葉子氏
◇第二報告 田村俊行氏
「「強制」治療の網の目―接触伝染病予防法廃止後のロンドンロック病院を事例に」
司会 金澤周作氏
◇第三報告 松本由起子氏
「世紀転換期の教育・階級・ジェンダーを公立教員養成に見る:Pupil-TeacherCentreと精神分析家エラ・フリーマン・シャープをめぐって」
司会 岩下誠氏
◇第四報告 伊藤裕子氏
「ヴァージニア・ウルフと嗅覚的表象-身体と空間の想像的構築をめぐって―」
司会 川津雅江氏
古典を読む会
日時:2017年6月11日(日)
場所:甲南大学(岡本キャンパス)
◇第一報告 藤川沙海氏
「水田珠枝著『女性解放思想の歩み』を読む」
コメント 水田珠枝氏
◇第二報告 松浦京子氏
「今井けい著『現代イギリス女性運動史』を読む」
司会 高田実氏
第29回研究会
日時:12月9日(土)
場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京
シンポジウム「近代イギリスにおける子どもと女性― child removal の多角的検討からみる子ども観―」
◇第一報告 森本真美氏
「チャイルドリムーバルとしての子ども移民」
◇第二報告 三時眞貴子氏
「売春婦の母親のもとに生まれた浮浪児」
◇第三報告 田中みんね氏
「英文学・美術作品の中の徒弟制と児童労働」
コメント 沢山美果子氏
司会 並河葉子氏
第30回研究会
日時:2018年6月30日(土)
場所:京都大学 文学部校舎
シンポジウム「イギリス女性参政権実現100周年記念シンポジウム 女性と市民権――国策を越えて」
司会 山口みどり氏
◇第一報告 河村貞枝氏
「イギリス女性参政権運動史、研究のこしかた行末(ゆくすえ):国際的運動の形成と展開」
◇第二報告 宇野陽子氏
「トルコの女性参政権」
◇第三報告 佐藤繭香氏
「第一次世界大戦中の女性参政権運動: WSPUの活動を中心に」
コメント 金澤周作氏
第31回研究会
日時:2018年12月8日(土)
場所:甲南大学 東京ネットワークキャンパス
◇第一報告 金慧昇氏
「広がるネットワーク、広がるイデオロギー―19世紀半ば「女性衛生協会」の活動について―」
司会 永島剛氏
◇第二報告 八谷舞氏
「19~20世紀転換期アイルランドにおける女子校文芸部の活動」
司会 香川せつ子氏
第32回研究会
日時:2019年6月8日(土)
場所:名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリー(GRL)
◇第一報告 亀口まか氏
「河田嗣郎の男女平等思想とイギリス女性論」
司会 梅垣千尋氏
◇第二報告 溝上宏美氏
「第二次世界大戦後のイギリス植民地における社会開発政策と女性」
司会 奥田伸子氏
◇第三報告 坂口美知子氏
「BBC Woman’s Hourにみるイギリス第二次世界大戦後の女性史の歩み」
司会 川津雅江氏
第33回研究会
日時:2019年12月7日(土)
場所:青山学院女子短期大学
シンポジウム 「長い18世紀」の女性の旅のナラティヴ
趣旨説明 志渡岡理恵氏
◇第一報告 原田範行氏
「女性たちの大西洋往還と創作の磁場―ポカホンタス、ベーン、モル、ウィンクフィールド」
◇第二報告 志渡岡理恵氏
「歴史の現場からのリポート――1840年以前に出版された女性の旅行記」
◇第三報告 松井優子氏
「啓蒙とロマン主義の「文人」たち――「長い18世紀」のスコットランドと女性の旅行記」
◇第四報告 中村哲子氏
「旅の変容と変貌するネイション――アイルランドが育む女性の言説」
コメント 指昭博氏
司会 志渡岡理恵氏
第34回研究会&古典を読む会
日時:2020年12月19日(土)
場所:ZOOM開催
個別報告
◇報告 浮網佳苗氏
「近代イギリスの消費者協同組合―教育と女性たち―」
司会 並河葉子氏
古典を読む会
L・ダヴィドフ、C・ホール著、山口みどり、梅垣千尋、長谷川貴彦訳『家族の命運―イングランド中産階級の男と女1780~1850―』名古屋大学出版会、2019年
司会 竹内敬子氏
◇コメント1 木本喜美子氏
◇コメント2 小山田真帆氏
◇著者コメント【使用言語英語】 キャサリン・ホール
◇訳者コメント 山口みどり氏、梅垣千尋氏、長谷川貴彦氏
第35回研究会
日時:2021年6月26日(土)
場所:オンライン開催(Zoom)
ワークショップ:「イギリス女性史と「感情」」
◇趣旨説明にかえて
ワークショップ:女性史・ジェンダー史への感情史からのアプローチ
――Votes for Women紙(1907-18)を素材にして
八谷舞氏・金澤周作氏
◇第一報告 姦通をめぐる法と感情―18世紀のチャムリー家を事例として
赤松淳子氏
◇第二報告 馬鹿にされても猫が好き:18世紀フランスにおける動物・感情・ジェンダー
貝原伴寛氏
◇コメント1 森田直子氏
◇コメント2 大石和欣氏
◇総合討論(司会:八谷舞氏・金澤周作氏)
第36回研究会
第37回研究会
日時:2022年6月25日(土)
場所:ハイブリッド開催(アンカー神戸&Zoom)
JWHNシンポジウム:「モノ」の歴史とジェンダー
◇趣旨説明 佐藤繭香氏
◇第一報告 1枚のポストカードからみるイギリス女性参政権運動のプロパガンダ
佐藤繭香氏
◇第二報告 イギリスのジャポニスムと傘をめぐるジェンダー
後藤礼圭氏
◇第三報告 ジェンダー史の視点からみたモノ資料の可能性―人形(ひとがた)・着物・紙を例として―
横山百合子氏
◇コメント1: Alexandra Hambleton氏
◇コメント2: 藤原辰史氏
◇コメント3: 真保晶子氏
◇自由討論(司会:八谷舞氏)
第38回研究会